クレジットカードショッピング枠とキャッシング枠について

クレジットカードには買い物や食事などの支払いに使用するショッピング枠と現金を借りることが出来るキャッシング枠が存在します。
ひと昔前まではクレジットカード会社から発行されるカードはショッピング枠用とキャッシング枠用それぞれのカードとして発行されていましたが近年、両方の機能をそなえた一枚のカードとして発行されるようになりました。
クレジットカード現金化はそのクレジットカードショッピング枠を利用して現金を手にする方法となります!
ショッピング枠を利用する現金化を行う上で、クレジットカードのショッピング枠とキャッシング枠の違いを分かった上で利用することは大切なことです。

クレジットカードのキャッシング枠とは


クレジットカードのキャッシング枠とはカードローンと同様に現金融資を受ける機能となります。
カードローンとキャッシングの違いは近年では明確に線引きすることが困難になってきていますが成り立ちからの前提で説明するとクレジットカード会社から発行されるカードの機能として一括返済が前提で融資を受けれるのがキャッシングであり、銀行や消費者金融から発行されるカードで分割やリボ払いでの返済が前提とされるのがカードローンとなっています。
近年では一括返済が基本であったキャッシングも分割やリボ払いが可能となり成立ちからの説明では区別がつかなくなっていますが月々の支払方法などから細かな違いが確認できます。
カードローンの返済は月々の支払期日までに当月分の返済金額を支払えば支払期日に再度支払いをする必要はありません。
しかし、キャッシングはクレジットカード会社が指定する支払日より前に返済をしても、決められた期日には必ず決められた返済金額を支払う必要性があります。
また、キャッシング・カードローンともに街のATMから使用限度額範囲で簡単にお金を引出せることができますが、カードローンは国内でしか使用できないのに対してキャッシングは海外のATMでも現金を引き出すことが可能となっています。
そのため現金を所持することが危険な海外旅行や海外留学などでキャッシングを利用して少しずつ現金を引き出し利用する利用者が多いようです。
この利用方法で分かるようにクレジットカード自体が現金を持ち歩くことが危険な海外で普及した背景から、キャッシング機能も多額の現金を持ち歩くことを避けるため、あくまで一時的に立て替えてもらう機能が始りであり一括返済が基本であるのです。

貸金業法総量規制


2010年6月18日に貸金業法が完全施行となり上限金利の引き下げと共に現金融資の総量規制が導入されることになりました。
この総量規制は年収の3分の1以上の借入を原則禁止とした法律となっています。
この年収の3分の1の規定は1社での借入金額ではなく借入先すべての会社、カードの合計としての規制となっています。
総量規制の除外として
「不動産購入又は不動産改良の為の貸付」「自動車購入時の自動車担保貸付」「高額医療費の貸付」「有価証券担保の貸付」「不動産担保貸付」「売却予定不動産の売却代金により返済できる貸付」「手形の割引」「金融商品取引業者が行う500万円超の貸付」「貸金業者を債権者とする金銭貸借契約の媒介」また、例外として「顧客に一方的に有利となる借り換え」「緊急の医療費の貸付」「社会通念上緊急に必要と認められる費用を支払うための資金貸付」「配偶者と併せた年収の3分の1以下の貸付」「個人事業者に対する貸付」
など総量規制の範囲に含まれない処置はおかれましたが、今迄気軽にお金を借りることができたクレジットカードのキャッシング枠に対しては厳しい借入限度額が決められる形となりました。
カードローンに対しても例外、除外にあたる融資として借入が可能な場合もあるがその審査は大変厳しいものとなっています。
また、総量規制の除外や例外を含むすべての借入情報は信用情報機関の信用情報に登録されており貸金業者はその信用情報を基準に年収の3分の1を計算して貸付金額を厳格に管理しています。

クレジットカードのショッピング枠とは


クレジットカードショッピング枠は先にも説明したように買い物や食事代など支払いを立て替えする機能となっています。
近年では分割支払いやリボ支払いも可能なカードも発行されていますが、基本は一括での支払いがメインであり、あくまで現金を持ち歩かなくてもサービス提供店舗へ支払することが可能となる消費者へのサービスであり、クレジットカード会社は決済利用料をカード決済機械を設置している店舗から徴収することで利益を生み出しています。
その性質上、クレジットカードショッピング枠にはキャッシング枠とは違い貸金業法の総量規制は対象外となっています。
利用できる金額もクレジットカード会社が信用情報機関の情報や今迄の利用履歴を元に利用者個々に利用限度額を設定しており信用情報によっては年収の3分の1を超える利用も可能となっています。
しかし、当然のことながらクレジットカード会社での利用規則はあくまで買い物や食事での利用が前提であり、支払代金をクレジットカード会社が立て替えているため、クレジットカード会社への支払い完済までは購入商品の所有権はクレジットカード会社にあるものと考えられています。

まとめ


クレジットカードのショッピング枠とキャッシング枠、同一カードで収められている機能ですが、それぞれに定められた法律内でのサービスとなっており利用限度にも違いがあります。
カード会社自体で利用制限枠がキャッシング、ショッピングを合わせた利用限度で制限されるものなどもあり、ご自身のクレジットカードの利用限度額や、全てを合算したご自身の借り入れできる金額はどれくらいなのかは把握しておく必要があります。
消費者を守ることを前提に定められた貸金業法総量規制ですが、その総量規制により現金が急に必要になった際など気軽にお金を工面することが難しくなり、一部の消費者をより苦しめるようになってしまいました。
そのためどうしても現金が必要な場合は計画的にショッピング枠を有効利用する事も生きるための方法の一つとして持っていてもいいはずです。